パナマコーヒー

パナマコーヒー

パナマ共和国は中米の国で、北西にコスタリカ、南東にコロンビアと接し、北はカリブ海、南は太平洋に面

する国です。

高地ではアラビカ種をメインとして輸出用のスペシャルティコーヒーが生産されていますが、低地では国内

消費用のロブスタ種も生産されています。

パナマコーヒーは甘み・苦味・酸味のバランスが良く、ナッツ系のフレーバーと柑橘系の酸味の爽やかさが

特徴です。

高地栽培されたティピカ・カトゥーラ種の品質の高さが有名ですが、近年はエスメラルダ農園が生産を始め

たゲイシャ種にとりわけ注目が集まっています。

 

●ゲイシャ種

現在世界で最も注目されている、パナマを代表する高級コーヒーの種類です。

2004年のパナマ国内の品評会でエスメラルダ農園のゲイシャ種(エスメラルダ・スペシャル)が圧倒的な差

で優勝、驚くほど高値で取引されたのが始まりですが、それ以降も優勝を繰り返し、2008年からは独自の

エスメラルダ・スペシャル品評会を開催し、オークションでの取引に限定。

取引額も更新し続け現在に至ります。

高級ワイン並に評価され、現在最も高値取引されている品種です。

 

ゲイシャの名は、原生していたエチオピアの山の名前に由来します。

通常の木より高く育ち、枝向きも下ではなく上に向き、大粒で縦長のチェリーを作ります。

このゲイシャ種は古くからありましたが、非常に生産性が少なく、コーヒーの大量生産がもてはやされた時

代に、大部分が姿を消してしまいました。

その後、量よりも質がもてはやされる現在になり、その品質に注目したエスメラルダ農園が生産を開始、

2004年にデビューしたのが始まりです。

 

その味わいは濃厚で上品、花のような可憐な香と熟れた果実のような甘みは、ワインのような芳醇さがあ

り、それでいてすっきりした後味。

「ゲイシャフレーバー」という言葉も生まれるほど独特のものです。

 

2004年のデビュー以来、パナマの品評会では、エスメラルダ農園のゲイシャが王者として君臨していまし

たが、2011年の品評会ではついにバレンティーナ農園のアリスター・ゲイシャがその最高得点を更新しまし

た。

これは衝撃の出来事ではありましたが、パナマ・ゲイシャはまだまだ美味しく進化し続けている最中という

ことなのでしょう。

今後もますます注目の品種です。

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