インドは、日本では紅茶のイメージが強いですが、実はコーヒー生産量は世界で5位を誇ります。
しかしながら、日本のコーヒー豆国別輸入量では17位と、実績のわりに日本では知名度が低いという状況
です。
インドでは、特に南インドのコーヒーが有名で、南インドではチャイとコーヒーは同じくらいメジャーな飲み物
です。
淹れ方は、ステンレス製のフィルターで抽出した濃厚なコーヒーを、たっぷりの牛乳で割って砂糖で甘くし
たものが一般的です。チャイのように、スパイスを入れたマサラコーヒーも飲まれています。
インドでは、ロブスタ種とアラビカ種は同程度栽培されています。
格付けは、水洗式・非水洗式と豆のサイズで決まります。
水洗式はプランテーションと呼ばれ、非水洗式はチェリー、いずれも最高はAとなります。
インドコーヒーはバランスの良いコクと酸味、独特なスパイシーな香味がとりわけヨーロッパで人気が高くな
っています。
●モンスーン マラバール
インドの代表的な銘柄です。
かつてインドのコーヒー豆をヨーロッパに運ぶ際、船で半年もかかったため、船の湿気でコーヒー豆が緑か
ら黄金色に変化してしまいました。
ところが、その豆には実に独特の風味がついており、やがてその独特なコーヒーの味わいを好んで飲まれ
るようになっていきました。
ところが輸送が便利になってからも、その風味を求める声が多くなったため、乾燥にモンスーンを利用して
豆を精製し、この当時のコーヒー豆の味わいや香を再現したのがこのモンスーンマラバールです。
マラバールは南インドの港の名前です。
熟成された非常に濃い味わいに、独特な香がつき、万人受けする風味ではありませんが、癖になる味わい
で、特にヨーロッパで人気があります。
このほかにも、「マイソールナゲット エクストラボールド」(マイソール地方産アラビカ豆、最高品質「ナゲット
」で、非常に大きい豆を使用しています。まろやかな味わいと木の実の香が特徴)「ロブスタ カピー ロワ
イヤル」(ロブスタ種の最高品質のもので、滑らかでまろやかな味わい。)など、評価の高い銘柄があります
。
日本ではなかなか難しいですが、機会があればどれも味わってみたいものです。
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