ブラジルは世界最大のコーヒーの産地で、その総生産量はおよそ30%にものぼります。
ブラジルのコーヒー豆はアラビカ種の一種、ブルボン種または品種改良されたムンドノーボ種が主流で、精
製は品質にばらつきが出やすい乾燥式が主流です。
ブラジルでは品種改良で味が落ちたり、乾燥式精製で異物が混入するようなリスクを回避するため、コーヒ
ーの品質・評価も他国より厳しく細かく決められています。
ブラジルコーヒーは、異物・欠点豆の数、豆の大きさ、そしてカップテスト(味覚テスト)この3点で品質が評
価されます。
まずは300gのコーヒー豆の中の混入物・欠点豆の多さでNO.2~NO.8まで分けられます。
NO.1はまったく混入物が無い完璧な物に付けられるべきものですが、現実にはありえない状態なので存在
せず、実質はNO.2が最高とされます。
ブラジル豆の最高級品は港の名前から「サントスNO.2.」と呼ばれています。
そのほか豆のサイズ(スクリーンサイズ)は5mmのスクリーン12から8mmのスクリーン20まで10段階
(12,13,P,14,15,16,17,18,19,20)に分けられ、数が大きくなるほど大粒になります。実際の表記としては7/18な
ど、2段階にまたがって表記されることもあります。
豆は、一般に大きいほど香りや味わいも深いと言われていますが、20以上のものはマラゴジペというやや
大味な大粒品種の物がほとんどなので、実際には17から19くらいが最高品質とされています。
味の格付けでは、スクリクトリー・ソフト(SS)ソフト(S)ソフティッシュ、ハード、リアード、リオ、リオゾーンに分け
られ、SSが充分に柔らかい、甘みのある味で最高品質とされています。
なお、リオというのはリオデジャネイロ付近の土壌がヨード分を多く含んでいるため、独特のヨードホルムの
臭いがあることをいいます。
これら6段階は綜合的な評価で、さらに細かくBodyのある味、酸味など細かい味の性格付けもされていま
す。
ブラジルコーヒーは適度な苦味と酸味のバランスが程よく、安価で手に入りやすいためブレンドベースに用
いられることが多いとされていますが、このように細かく品質管理されることによって、安価な物から高級な
物まで、ブレンドで飲む物もストレートで飲む物も、どれも安心して楽しめる、さすがに生産量世界一とうな
らせてくれる層の厚いコーヒーが揃っているのです。
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